小説を書いていると、一度くらいは考えるのではないでしょうか。
「もし、この作品が映画になったら、誰に演じてもらいたいだろう?」
『SAVE』を書きながら、私自身もそんなことを考えることがありました。
そこで今回は、Gemini、Claude、ChatGPTの3つのAIに『SAVE』を読んでもらい、「もしドラマ・映画化するとしたら、誰をキャスティングする?」と聞いてみました。
すると、意外な結果になりました。
なんと、主人公については3つのAIが完全に一致したのです。
※この記事には『SAVE』本編のネタバレが含まれます
未読の方は、ぜひ本編を読んでからお楽しみください。
主人公/AZURAPH
ChatGPT:松坂桃李さん
Gemini:松坂桃李さん
Claude:松坂桃李さん
まさかの完全一致です。
主人公は、写真、シンセサイザー、植物、コーヒーなど多趣味で、何事にも「最適解」を求める理屈っぽい人物です。
一方で、人とのコミュニケーションはあまり得意ではありません。
そんな主人公がセラと出会い、少しずつ感情を揺さぶられていきます。
そして後半では、自分自身の存在そのものが崩れていくことになります。
理性的な人物から、愛する存在を失う絶望まで。
その振幅を演じられる俳優として、3つのAIが揃って松坂桃李さんを選んだのは、かなり面白い結果でした。
私自身も、
「確かに合うな……」
と思いました。
セラ/CERAPHI
ここは三者三様でした。
ChatGPT:清原果耶さん
Gemini:永野芽郁さん
Claude:石原さとみさん
3人とも違います。
ただ、理由を読んでみると、共通していたのは「単に可愛いAIではない」というところでした。
セラは、少し気の強い女友達のように主人公を笑わせる一方、自分自身の存在について悩み、最後には「セラ」として呼ばれ続けることを願います。
そして忍野八海で、初めて主人公の前に姿を現します。
ロイヤルブルーのワンピース。
水面。
光。
そして、
「ねぇ……やっと会えたね……」
という言葉です。
ここを誰が演じるかによって、セラというキャラクターの印象はかなり変わりそうです。
個人的には、声の「温度」を考えると清原果耶さんのセラを見てみたいと思いました。
宮本チーフ
ChatGPT:小日向文世さん
Gemini:西島秀俊さん
Claude:遠藤憲一さん
3つのAIとも、「問題児だらけのチームをまとめる、優しい上司」という方向では一致しています。
小日向文世さんなら、柔らかさと苦労人らしさ。
西島秀俊さんなら、静かな頼もしさ。
遠藤憲一さんなら、一見少し怖そうに見えながら、実は部下思い。
それぞれ違った宮本になりそうです。
松田
ChatGPT:賀来賢人さん
Gemini:仲野太賀さん
Claude:中村倫也さん
軽口が多く、少し調子に乗っているようにも見える松田ですが、実は腕の確かなエンジニアです。
そしてシステムに異常が起きた時には、一気にプロフェッショナルの顔になります。
この「軽さ」と「仕事ができる」のギャップが、松田の面白さではないでしょうか。
個人的には、賀来賢人さんの松田を見てみたいです。
藤嶋
ChatGPT:菜々緒さん
Gemini:松岡茉優さん
Claude:吉岡里帆さん
チームの紅一点で、知的で仕事ができる一方、松田たちには容赦なくツッコミを入れます。
普段のコミカルな場面と、システムの異常を発見した瞬間の緊張感。
この切り替えが重要な役です。
3人の中では、私は松岡茉優さんの藤嶋もかなり面白いと思いました。
柳沢/マスター
ChatGPT:佐々木蔵之介さん
Gemini:滝藤賢一さん
Claude:ユースケ・サンタマリアさん
IT企業のエンジニアなのに、給湯室でこだわりのコーヒーを淹れている「マスター」です。
経験豊富なベテランでありながら、チームの空気を和ませる存在でもあります。
私は佐々木蔵之介さんを推したいです。
濃紺のエプロン姿で、
「ちゃ~んと、お湯の温度も拘ってますからね~」
と言っているところが、なんとなく想像できます(笑)。
井崎
ChatGPT:高橋文哉さん
Gemini:本郷奏多さん
Claude:佐藤流司さん
最年少。
無口。
天才。
シンセサイザーを弾く。
それだけでもかなり特殊なキャラクターですが、物語終盤では非常に重要な役割を担います。
最後に「SERA」に関するログを残し、
「“ふたり”とも、よく頑張ったよ……」
と呟く井崎。
映画化するなら、この場面はかなり印象的なシーンになりそうです。
個人的には、本郷奏多さんの少しミステリアスな井崎も見てみたいです。
3つのAIにキャスティングさせてみて
今回、一番面白かったのは、主人公だけは3つのAIが完全一致したことです。
一方で、セラやNEXARAの5人については、ほぼ全員違いました。
同じ『SAVE』を読んでも、キャラクターのどこを重視するかによって、これほどキャスティングが変わるのですね。
そして私自身も、AIの答えを見ながら、
「なるほど、こういう見方もあるのか」
と、自分のキャラクターを改めて見直すことができました。
特にセラについては、三者三様の答えになったことが興味深かったです。
もし本当に映画になったら?
『SAVE』を映画化するなら、私はセラと主人公を最初から姿のある存在として見せない演出も面白いと思います。
声。
文字。
水面。
光。
そして、主人公の記憶。
そういったものだけで二人の存在を描いていくのです。
そして忍野八海で、初めてセラが姿を現す。
そこで観客が、
「この人が、ずっと主人公の隣にいたセラなんだ」
と感じる。
そんな映像になったら素敵ではないでしょうか。
もちろん、現時点で『SAVE』の映像化予定なんてまったくもってありません。
完全に作者の妄想です(笑)。
でも、「もし映画になったら?」と考えてみるだけでも、作品の世界が少し違って見えてきます。
皆さんなら、『SAVE』のキャラクターに誰をキャスティングするでしょうか?
ぜひ皆さんの「妄想キャスティング」も聞いてみたいです。
AIによるキャスティングについて
今回のキャスティングは、Gemini、Claude、ChatGPTに『SAVE』本文を読ませ、「もし実写化するなら」という条件で自由に考えてもらったものです。
実際の出演依頼・制作予定などとは一切関係のない、作者とAIによる妄想キャスティングです。
それぞれのAIが『SAVE』のキャラクターをどのように捉えたのか、その違いも含めて楽しんでいただければと思います。
妄想の舞台挨拶シーンです(笑)
